リンパ管が持っているパワー
12/04

「リンパ管の役割」のところで説明したように、
リンパ管は、体内の排水管のような役割を担っています。
そして、このリンパ管(リンパ液)というものは、
そう簡単にはいっぱいにならないパワーを持っています。
では、体内の排水管として
どのくらいのパワーを持っているのでしょうか?
なんと、体が正常な時の水分量の20倍もの水が
細胞のまわりにたまり込んだとしても、
リンパ管はそれらを処理する能力を持っているそうです。
細胞を取り囲む水分量が20倍に増えても、
健康な人であれば何の問題もないということですね。
私たちがいる自然界の天候で考えてみても、
1日の降水量が平均の20倍にもなる日はめったにないので、
これくらいのキャパをもっていれば安心ですよね。
改めて言うのもなんですが、
人間の体というのは本当に凄いですね。
でも、ここで疑問が発生するのですが、
そんなに高い排水機能を持っているのなら、
なぜ脚のむくみが発生してしまうのか?
通常の20倍ものキャパを持っているなら、
そう簡単にはむくみが発生しないはずです。
なのに、女性の多くが同じように脚や顔のむくみに悩まされるのは
矛盾してますよね?なぜなのか?
実は、凄いパワーを持つリンパも欠点があります。
次のページでは、その欠点について説明します。
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